私にとって留学、そしてイギリスとは (2)
前回に続き、イギリス留学のきっかけですが・・・
実はわたし、自分の意思とは関係なくもう一度Oxfordを訪れる機会に恵まれます。
今回は前回の語学留学とは違い、大学のプログラムの一環(必修授業)でOxford University Collegeという大学の寮に滞在させて頂きました。
まるでハリーポッターのような食堂。
毎朝ここでみんなで食べた朝食だけは美味しかったです。笑
Oxford University Collegeはこの門をくぐればすぐに街の中心街という立地も素晴らしい大学。
わたしはここで2週間、現地の学生と共に市民生活の中でのNGOの役割について調べ、最終日にプレゼンテーションを行なうプログラムに参加していました。
朝晩の冷え込む夜風と共に感じる2度目のOxfordは数年前と全然変わっていなくて。
ただ私自身の興味や英語に対する姿勢は違いました。
私は日本の大学では国際政治学科に所属していおり、授業は世界史、国際機関やNGOに関する授業が多くありました。
わたしたちの班では特に日常生活に身近な買い物に関係する ”フェアトレード” にフォーカスし、リサーチを進めていきました。
フェアトレードとは? : フェアトレード・ラベル・ジャパン / Fairtrade Label Japan
そしてここ、イギリスはチャリティーや社会貢献といった分野の最先端でOxfamという世界最大規模のNGOの第一号店もOxfordにあるんです。
当時、実際に訪れて私が感じたことは市民生活とチャリティーが自然につながっているということです。
日本では決して当たり前とは言えないチャリティーという活動。
ここでは多くの市民がOxfamを認知し、そしてその活動に購買者として、または寄付者としてなにげなく参加しています。
Oxfamショップは日本に存在しますが、訪れた事がある方は少ないと思います。
イギリスのOxfamショップには沢山の本やポストカード、他にもフェアトレードのお茶やチョコレートが販売されており、買い物にやってくるお客さんの足並みは絶えません。
彼らにとってこのお店で買い物をすることは何も特別なことではなく、"生活の一部"であることにわたしはとても衝撃を受けました。
このイギリスの文化やNGO、社会貢献に対する市民の姿勢を垣間みる事ができたことは私がもう一度イギリスに来ようとおもった大きなきっかけです。
いま考えても、このUniversity Collegeでの2週間は本当に素晴らしい体験ばかりでした。 このようなチャンスに巡り会えたことに本当に感謝です。
(外から見たUniversity College)
2度もOxfordを訪れることになった私。
1度目は広い世界と自分の無力さを知り、
2度目は英国の国民性と文化に惹かれました。
単なる旅行ではなく短期間ですが現地に"滞在”し、現地の人々と時間をともにしたからこそ多くのことに気付き、学ぶことができたと考えています。
なぜこの国に来たのか、何を学びにきたのか、
それを忘れずに1年間過ごしたいと思います。
yuka,