田舎からリーズへ、電車トラブルに大苦戦!
10月最後の週末。
ハロウィンイブに日本から同じゼミに所属している友人がイギリスに遊びに来る!ということで、他にもイギリスに留学しているゼミ生たちとの再会のために、リーズへ弾丸旅行してきました;)
今回のこの弾丸旅行では、これまで都会中の都会にしか住んだことのない私はイギリスの電車の利便性の悪さに大苦戦!
遠足はお家に着くまで、と言いますが本当にそうですよね。私がやっとのおもいで寮にたどり着くまでの長い1日を、とくとご覧ください。。。笑
まず、私の留学中の友人はリーズとブラッドフォードという比較的近い場所に住んでいて、日本から来た友人はブラッドフォードに滞在していました。
そのため、わたしがリーズまで行くことにしたのですが・・・正直、ランカスターの田舎さをなめてました!笑
リバプールにフラットメイトと旅行に行った前回の旅では、lancaster→preston→ Liverpoolという順番で2時間もかからなかったので、今回リーズへもそれぐらいだろうなぁと思っていたら、あら間違い!笑
3時間ほどかかるではありませんか!
(直線距離的に考えるとマンチェスターとあまり変わらなくて、案外近いと思ってたんですよ。。。☟ほら。。。)
そもそも論で、リーズ行きの電車は1時間に1本というレベル!
lancaster→manchester→leedsの特急電車が一番早く、その他は余計に時間がかかってしまうのでもはやリーズに行くにはこれに乗るしかありません。
でもここはイギリス。
駅に行くまでのバスだって平気で遅れるし、チケット売り場も行列ができていて必死の形相でチケットをゲットしたわたしは、ダッシュで電車に駆け込みました。
ふぅ、無事乗れたと思い席を探そうと思ったのですが、、、
ところがどっこい、なんと金曜日のお昼の電車なのに車内は満席!!!
(わたしはたまたま今学期金曜日オフなので外出できるのですが。。。彼らは学校ないのでしょうか?)
車両にはすでに老若男女、いろんな方が乗っていました。
子供連れのお母さんやお昼からビール片手にトランプゲームを楽しむ若者。パンク系バンドのお兄ちゃんたちに白髪の腰の曲がったおばあちゃんまで。
こんな彼らとまさか1時間、立ちっぱなし!?
とおもいましたが、ラッキーなことに途中下車の人がいたので厳つい兄ちゃんたちに揉まれながらの電車旅はなんとか免れることができました(笑)
乗り換え駅はマンチェスターのManchester Piccadilly駅。
マンチェスターはさすがというかホームも13番線ぐらいまであって、前の電車が遅延していた私は下車した2番ホームからこれまたダッシュで乗り換えました。
(これ逃したら、また1時間ほど待つと思うとダッシュ以外選択肢ありませんよね)
(マンチェスター駅構内の様子)
電車旅といえば、ひとつ注意点があります。
それは電車内で電波がなかなか通らないこと!(wifiは有料です)
なので、事前にそれを見越して2、3時間の車内でどう過ごすか準備していくと良いと思います。
わたしは大学のリーディングの課題がたくさんあったので、それをオフラインでも読めるiPadのアプリに落として電車に乗りました。
楽しい旅の合間を使って課題を進められるし、タブレットならそんな荷物にもならない
おすすめですよ!
わたしがよく使っているオフラインで活躍するアプリはこちら
- Annotate+
[iPad, iPhone] neu.Annotate PDF: 指でPDFに注釈が書ける!スタンプや図形など校正に役立つツールも使える。3738 | AppBank
まず最初に知っておくべき「pocket」の使い方講座!(全4回) | hoomey
日本でも新幹線などトンネル内では電波が安定せず、ネット環境が整っていないこともありますよね。
イギリスは町のレストランやカフェはもちろんのこと、長距離バスなどもwifi環境が完備されていることが多いですが、電車はまだのようですね><
フリーwifi環境の素晴らしさが欧州のひとつのウリだとおもうので(笑)有料wifiが早くフリーになることを願うばかりです。。。
追記:なんと、帰りの車内で Free wifi coming soonの広告を見つけました!もしかしたら、電車内もフリーwifi完備になる日も近いのかもしれません。
リーズに到着したのは夕方ごろ、、、
私が田舎に住んでいるにもかかわらず、全くもって田舎精神を持ち合わせていなかったせいですね、計画性のなさが悔やまれます、ごめんなさい。
ここがリーズ駅の改札前。
Way outは一つのようです、待ち合わせ場所にいいですね:)
夕焼けのLeedsの街並み。
ハロウィン前日ということもあり、街には変な格好をしている人も(笑)
ショッピング街に行けば、何やら見たことのある雰囲気を醸し出す一角が。
なんかここ、、、日本の銀座みたいじゃないですか?笑
お店も有名ブランド店がずらり。「100万もってここで買い物してみたいわ〜」とつぶやく友人の言葉に思わずうなずいてしまいました(笑)
何より驚いたのは、無造作に電子ピアノが置いてあったこと!
しかも白!そしてYAMAHA!
実は私、母が音大卒のピアノ講師をしているため、幼少期は本気でピアノを習っていました。
GO AHEAD
WE'RE NOT EXPECTING MOZART
という言葉通り、勝手に弾いていいようです。
モーツアルトのように弾けるなんて誰も期待していないからどうぞ、という意味ですが、こんな看板日本では絶対見かけませんよね、つい私はピアノ心が騒いでかるく弾かせていただきました。
もちろん、モーツアルトのように弾けるわけではありませんが。笑
その後は、街でお買い物しながらブラブラし、リーズ大学に通う友人にわたしたちのリクエスト「美味しいものが食べられる」レストランに連れて行ってもらいました!!!(笑)
なんとそこは、タイ料理屋さん!
なんと⒍5ポンドで男子もお腹いっぱいな美味しい料理が食べられる素敵なお店です!
(タイ料理屋さんにも関わらず、お店にはハロウィン前日を感じさせる人形)
基本的に、イギリスで10ポンド以下の料理はまずいことが多いです。。。そんな中この金額でこの味はとても魅力的でした!
なによりこの香ばしいスパイシーな味付けが、うだるような暑さを持つ東南アジアの雰囲気を思い出させてくれました:)
(お腹が減ってたため写真撮る前に食べてしまい、肝心なごはんの写真はありません、ごめんなさい笑)
ご飯を食べたあとはみんなでリーズ大学までぶらり。
リーズ大学はわたしの通う寮とキャンパス一体型のランカスター大学とは違い、街の一角にキャンパスのみがあって、生徒はその周りや街中にある寮に住むようです。日本の大学と同じ感じですね。
リーズにはリーズ大学の他にもLeeds Beckett Universityなど多数の大学が存在し、学研都市の趣を感じました。 なによりメインエントランスの荘厳さといったら圧巻でしたね!
(引用:https://en.wikipedia.org/wiki/Parkinson_Building)
ランカスターにはまずエントランスなんてないし、森の入り口に小さい看板があるだけです(笑)(ググったけど写真すら出てきませんでした)
Leeds大学の雰囲気はどちらかといえばOxford Cambridgeのような古代の建築風の建物が連なっていて、これぞイギリスの大学!といった感じです。
遊びに行けてよかった!校内のこのおしゃれさ。私はすごいツボでした💫
ちなみに、
リーズ大学の在籍生徒数は、なんと約3万人。(2014年度)
彼によれば、日本人留学生も50人もいるんだそうです!
ランカスターは約10人、ブラッドフォードは約5人という程度なので比較すると、さすがはマンモス校ということでしょうか。
ちなみに、もう一人のゼミ生が通うBradford University は開発と平和学がとても有名な大学。
わたしたちのゼミは、開発経済と平和構築について研究していたので彼は引き続き本場イギリスで平和学を院生の授業も聴講しながら学んでいるそうです!
今度院生と共にルワンダにリサーチに行くプロジェクトに応募するんだとか。
わたしも彼に刺激されました!もっと頑張らねば〜〜!
そして、ここからが本題。
この旅の最大の見所、帰路です(笑)
21時が終電だったのですが、19時半過ぎにleeds駅に到着した時点ですでに次の電車は21時8分、、、。ランカスター田舎すぎて電車ありません。。。
仕方なく駅のカフェでみんなでおしゃべりしながら時間をつぶし、21時前にプラットフォームへ。
終電だったので、最新の注意を払いながらすでに到着していた電車に乗り込むと、数分後・・・なんと電車の電気が消えて車掌さん登場。
「この電車不具合があるようなので最低20分は発車しません。leeds interchange に行く人は前の電車にのって!」
えええは?なんと?
私この電車に乗らないと次乗り換え間に合わない!帰れなくなっちゃう!
車掌さんに「これ終電なの!乗り換えられないとかえれない!」と必死に伝えると、あ〜これpretonからタクシーだね。と楽観的に頷かれる。
コーヒーでも一杯どう?というようなニュアンスで衝撃事実を伝えられた私は軽いパニックになりました。笑
そんな夜間にタクシー乗るほどお金持ち合わせてないし、タクシーどうやって呼ぶの?え?その後も私のどうにかしてほしいこの気持ちを必死に伝えたかったのですが、駅全体がバタバタしていたこともあり一旦撤退。
まだ21時だったので、他の選択肢がないか模索していると・・・
再度車掌さん登場。
「早くこの電車乗って!」
「え?だってタクシーでしょ?わたしお金ないしタクシーちょっと。。。別の方法を考えてて、、、」
「いや、タクシー支給するからとりあえず乗って!電車だすよ!」
???無料タクシー???
不安でしたが、車掌さんに説得され再度乗車。
その後、車掌さんはわざわざ席まできてくれて丁寧に説明してくれました。
「prestonの電車ギリギリまで待ってくれるように言ってるから。もし間に合わなかった場合でも、責任持ってタクシー無償で提供するよ。確実に君を今日中にランカスターに送り届けるから安心して!」
えええええええ泣
このパニック状態で英語を理解できた自分を褒めたくなりました。
本当にほっとしてthank you so much しか出てこなかった自分の語学力の低さを恨みますが、人生で一番心を込めてこのthank you so muchという4wordsを言った自信はあります。
preston到着後、どの車両よりも早くドアを開けてくれてプラットフォームの移動も丁寧に何度も教えてくれました。
「走って!!!!」
言われるがままに階段を駆け上がれば、ちょうど遅れていたのか電車が到着。
セーフで滑り込むことができました><
遅延トラブル当たり前がイギリススタイルなのかもしれませんが、二度と乗り換えのある終電に一人では乗りたくないと学んだ夜。
無事について本当によかった!車掌さん忘れないよ!一度に理解できなくてごめんね、いらいらさせてごめんね、英語がんばります!(笑)
ありがとう、guardさん。
(アメリカではconductorですが、イギリス英語で車掌さんはguard。まさに私のガードマンでした)