私にとって留学、そしてイギリスとは (1)
”留学”
このブログを見てくださる方の中には、このワードを検索して辿り着いた方も多いのではないでしょうか。
私にとって大学在学中の学部短期留学は小さい頃から意識してきたことで、もはや自然の流れだったと言っても過言ではないぐらい当たり前のように考えてきたことです。
それでも、留学に来るまでに何度も悩み決断してきました。
今回はそんな中でも一番最初にイギリスとつながりができたきっかけ、そしてわたしにとっての "留学" そして”イギリス” とは何か少しお話ししたいと思います。
もともと父の仕事の影響で幼少期は同年代に比べたら圧倒的に海外経験が豊富だった私は、言葉が完璧にわからなくてもフィーリングで世界中どんなところでもコミュニケーションはとれるものだ!!!と信じきっていました。笑
(今でもその感覚すべてを否定するわけではありませんが。笑)
祖父からは海外の大学進学を進言されていたし、なんとなくいつか海外に行きたいなあとは思っていましたが、実感は0。 計画ももちろん0。英語も話せません。
しかし、とあるきっかけでわたしにとって"留学”・ "海外で学ぶ・暮らす”ということがぐっと身近なことに変わりました。
それは、同じ中高一貫校に通っていた同級生が学校を中退し、ニュージーランドの高校へ入学したことです。
新しい世界に1人で足を踏み入れる同級生は本当にキラキラしていて、その姿は私の視野を大きく広げてくれました。
そして、こう思ったんです。
”留学”って案外身近なところにあるのかもしれない。わたしにもできるかもしれない。
それまでは単なる海外旅行先だった世界がぐっと身近に感じられるようになりました。
そして、まだ見ぬその新しい道を試しに覗いてみたくなったんです。
私はその年の夏、 16歳のわたしは初めて海外に1人で旅立ちます。
そこで選んだ国がずばり、United Kingdom イギリスです。
理由は簡単。
なのにイギリスだけ行ったことがなかったんです。
”こんなに世界で影響力を持っていて有名なイギリスに行った事がない。だったら行ってみようじゃないか”
というなんとも単純な理由で2週間Oxfordへ短期で語学留学に行くことを決めました。
今考えれば破天荒は娘だったと思います。
私が母に相談(報告)した際には既にすべての下調べとエージェント、行き先選びを終えた後・・・ それでも両親は快く(?)娘の旅立ちを受け入れてくれました。
こうして私は初めて自分から行きたい国を選び、そして英国とのご縁が生まれました。
Oxfordでの生活は初日から波乱万丈。
初日には全くわからない土地の中、夜には迷子になり、助けを求めてもルームメイトとの電話は英語で理解できず、ホームステイ先のお母さんには門限を破ったことでこっぴどく叱られました。笑
料理もほんっとうに質素で素朴(味が...)
帰国後、体調不良でぶっ倒れたぐらい、わりと大変でした(笑)
食事事情も文化も、なにひとつ知らないことだらけで、いかに自分がそれまで狭い世界で生きてきたか、いかに何も知らない子供であったかを実感する2週間でした。
でも、現地で知り合った世界各国の友人たちはみな私より4、5歳年上!彼らとの出会いはとても刺激的でした。
今でも集まったり手紙を書いたりしますが本当に素敵な仲間たちです:)
でも、私は当時きちんと英語をツールとしてコミュニケーションをとることができず、自分の伝えたい事がきちんと伝えられないもどかしさも痛感しました。
それまでの外人のお客様としてわたしを扱ってくれていた旅行先の大人たちとはちがう、友達と過ごした時間はわたしに、
「わたしって英語喋れないんだ、世界の人と会話できないんだ」
という自覚をもたらしてくれました。
(もっと早く気付けよ、というお話ですね。笑)
未知との遭遇を繰り返した2週間のOxford滞在。
2週間で決して英語力が格段に上達した訳でも、イギリスについて深く知れた訳でもなかったけれど、そこでの経験はわたしがその後どのような進路を進むのか決める際の一つの大きな指標になりました。
そしてその後、大学生のうちに必ず「1年間、留学するぞ」と決意することに。
案外わたしのイギリスとのきっかけは些細なことです。笑
でも実は私はもう一度イギリスに滞在する機会をいただきました。
次はその2度目のイギリス滞在について書きたいと思います😊
yuka,