ランカスター大学 留学記

イギリス Lancaster Universityに大学の派遣生として1年間学部短期留学している大学生のブログ。

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ランカスターに留学を考えている方の参考になれば幸いです。
質問等は、コメントもしくはメールまで:)

 

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Michaela Term(秋学期)Module紹介①

 

ご無沙汰しています!

大学の正規授業が始まりばたばたしてたため、更新がご無沙汰になってしまいました、、、。

 

もう今はWeek4も終わりに近づいており、秋学期Michaela Termもほぼ半分終わってしまった事になります!!なんと!衝撃!

日本の大学では少なくとも13~15週ほど1学期の中にあるとおもうのですが、私の大学は1学期10weekしかありません。

イギリスにきてちょうど2ヶ月になりますが、まだ全く自分の成長を感じる事ができません・・・もっと1日1日を噛み締めて大切に過ごしたいと思います:)

 

さて、前回はこちらの記事で大学でも授業、Moduleの登録方法についてご紹介しましたとおもうのですが、

yukalancaster.hatenablog.com

 

今回はわたしが履修している秋学期Moduleについてお話ししたいとおもいます!

 

 

秋学期:Michaela Term

履修している授業は4つです。

Politicsから2つ、EntrepreneurshipとEnterpriseから1つ、Artから1つです。

  • PPR.225: Introduction to Peace Studies
  • PPR.363: Media, Religion and Politics
  • ENSI313: Innovation
  • LICA301: Creative Enterprise

 

Week4を終えた時点で各授業でどのようなことを勉強しているのか、見ていきたいと思います!

 

 まず一つ目、

✔️ PPR.225: Introduction to Peace Studies

授業数:Lecture1時間1つ、Seminar1時間1つ

 

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これはLancaster Universityの特色のひとつと言えるのかもしれませんが、平和学というあまり日本では見かけない珍しい授業です。

授業スタイルは週に1度教授からのレクチャーがあり、その授業を踏まえて次の日にあるSeminarでクラスメイトとディスカッションを行なうというものです。

これまで授業で取り扱った内容は、

 

 ・"戦争"、"平和"、"社会正義"の定義

 ・冷戦前と冷戦後の戦争スタイルの変化、アメリカでのDrag War

  第二次世界大戦のような大国同士の戦争から民族紛争や国同士ではない新しい戦争スタイルの台頭について

   :Drag War (麻薬戦争)についてはこちら☞麻薬戦争 - Wikipedia

 ・積極的平和と消極的平和

  積極的平和と消極的平和については最近興味深い記事をみつけたので紹介します!

「消極的な平和」は「単に戦争がおきていない」という状態。あるいは「武力衝突がおきていない」という状態。

「消極的な平和」の中にも、コンフリクトはあります。たとえば、尖閣諸島がそうです。竹島北方領土もそうです。戦争はおきていないけど、コンフリクトはあるのです。日本の近隣の3国を考えただけでもコンフリクトがあります。私たちは、コンフリクトを解決するべきです。

積極的平和とは、そういう諸国ともいい関係を育てていくということです。

 

greenz.jp

greenz.jpヨハン・ガルトゥング博士の言葉より引用)

 

わたしは国際政治学科に所属していた事もあり、第二次世界大戦前後の世界情勢や冷戦時代については学んでいたため親しみのある内容だったのですが、 社会正義の定義付けやDrag Warについて、などは知らない事の方が多く授業内容を理解するのも一苦労でした、、、。

 

多数登場する親しみのない単語×イギリス英語

という難関が二つ駆け合わさりもうてんやわんや状態ですね:(

 

特にセミナーはかなり苦戦中です。

わたしのクラスだけかもしれませんが、わたしはこのセミナーの時間がディスカッションをしている、というよりも個々人の知識披露及び自分の意見を教授にぶつける時間のように感じることが多々あります。

既に2年生である彼らの知識量はとても豊富で、口からでてくる情報量に圧倒されつつも、相手の意見に耳を傾けるよりかは自分の意見を主張したがる人が多いなあと。つい感じてしまいます。

(こういう私の感じ方がまだまだ日本っぽいということなのかもしれませんが)

 

“平和”というものに関して語るときには、もちろん現在進行形の事象も多く答えが出ないものも多くあります。

教授自身も自分の意見をあまり強く生徒に伝えてきません。

ここでは教授の解釈について理解し咀嚼することではなく、与えられた文献やケーススタディ、授業を通して自分なりの意見を形成する事が求められていると感じました。

頭では理解していたことですが、実際自分が実践するとなるとそこには大きな壁が存在することを改めて実感しています・・・。

 

 私は日本ではまず授業を聞いたり参考文献を読むこを通して自分の知識をある程度のレベルまでした後に、自分独自の見解を確立したり、先攻研究に対する批判点を見つけたりするパターンを自然と行ってきました。

なので、自然とセミナーの前に多くの事前学習を必要とするのですが・・・用意された時間は1時間のレクチャーと自学自習の放課後だけ。(スケジュール的にレクチャーの翌日がセミナーなので1日しか準備時間がないのです)

私の実力的にそれだけでは到底カバーすることなどできず、自分の解釈も意見にも自信がないまま・・・Seminarのクラスへ向かため、その足取りはいつも重たいです。

まだまだ勉強量が足りないのだな、と痛感させられる日々。

 

でもいつか、いつも私の存在なんてガン無視で耳を傾けてくれないSeminarの知識人たちに、ぎゃふんと言わせられるぐらい自分の英語にも学びにも自信を持てるようになりたいと思っています:)

 

日々精進!

次回は残りの授業についても紹介していきたいと思います!

 

see ya:D