Michaela Term(秋学期)Module紹介②
今回は前回に引き続き・・・
秋学期授業よりPoliticsよりMedia, Religion and Politicsの授業についてご紹介したいとおもいます。
前回のPeace Studiesについてはコチラ☟
✔️ PPR:363: Media, Religion and Politics
授業数:Lecture1時間半1つ、Seminar(文献解説)1時間1つ
この授業では普段から私たちがふれているMedeiaというものを政治や宗教といった切り口で学術的に学んでいくものです。
(Banksyの中でも私のお気に入りの一枚より)
これまで、この授業では主に
・Mediaとは?近代のメディアの多様化
・Mediation ”政治アクターと他の市民アクターを仲介すること”
・Mediatization ”より政治から自立したメディアが、それぞれの観点から情報を切り取り編集することで社会変革を促すこと”
(英字参考:Defining Mediatization | Mediatization of Politics)
・Editorial Cartoon
・Freedom speech
などを取り扱ってきました。
Editorial Cartoonとは、直訳通り”編集された漫画絵” です。
これはホワイトハウスでのキャメロン首相とオバマ大統領の会談を表現したものですね。
この漫画絵の良いところは記事の内容を深く読まずにも、伝えたい趣旨がわかりやすく伝えられること。
キャメロン首相がオバマ大統領を前に会談で小さくなってしまっていることから、2人の関係性そしてアメリカとイギリスの力関係までもを端的に表現していると言えると思います。笑
この絵の記事はこちらから引用しました☟
内容は、キャメロン首相の構想”big society"についてオバマ大統領と話したようです。
(Big societyについてはこちら:David Cameron begins big sell of 'big society' | Society | The Guardian)
ただこのEditorial Cartoonは、時によっては読者に間違った印象を与えてしまったり、その文化に慣れ親しみのない人にとってはよりわかりにくくしてしまうこともあると思います。
現に私はイギリス政治への背景知識が少ないため、授業中によく登場するEditorial Cartoonについて理解できないことが多いです。
わかりやすく・メッセージはシンプルに
ということがEditorial Cartoonでは大事になってくるようです。
また、特に先週は日本でも大変話題になったシャルリエブド(charlie hebdo)の件についても考えました。
言論の自由 を優先するのか、はたまた 異文化理解(他宗教への配慮)を優先するのか、、、?
私は単純に、この絵がきっかけで12人もの尊い命が失われてしまった事件が起こってしまった事実に当初驚きを覚えました。
イスラム文化になじみのない日本人だから感じることだと思いますが、とても非現実的なものだと感じてしまったからです。
日本社会で例えれば、
普段名前ぐらいしか耳にしないような中堅の雑誌社(シャルリエブドがフランス社会でどの程度の位置の雑誌社かは不明ですが)が、ただこの”絵を掲載しただけ” で 人が12人もの編集社の人が殺される事件になってしまったということになりますよね。。。
正直、想像つきません。
ただし、気をつけなければならないことは、この
”絵を掲載しただけ”
という部分を私たちの捉え方と彼らの捉え方には天と地の差があるということです。
もちろん言論の自由は大事ですし規制するものでもないと思いますが、私は他人対する配慮や異文化に対する正しい理解そして思いやりは最低限持つべきではないかと。
今はぼんやりとそう思っています。
そろそろweek10に向けたessay課題が発表され始めました!
今後もっと自学勉強を進めていき、Week10までにしっかりと自分の意見を確立できるようになりたいと思います:)
それでは、また次の機会に残りの2つについても紹介したいと思います!:)
see you soon!
yuka