ランカスター大学 留学記

イギリス Lancaster Universityに大学の派遣生として1年間学部短期留学している大学生のブログ。

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ランカスターに留学を考えている方の参考になれば幸いです。
質問等は、コメントもしくはメールまで:)

 

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module登録 〜授業時間割について〜

 

さて、正規コースの授業が始まり1週間がたちました。

ここでLancaster UniversityのStudy Abroadの生徒がどのような授業を受講できるのか、その内容とそこまでの登録過程を紹介します!

 

まず、Study Abroadの生徒には学部指定がありません。

"No Department"です。

でもこれが普通入学の生徒と会話する際にはとても厄介な代物なんです。

 

「What's your department?」

自己紹介のあとに続くあるあるな会話・・・。

この答えにわたしは毎回困ります。笑

 

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わたしは現在、日本の大学では法学部で国際政治を専攻しています。

つまり、Politicsなのですが…

ランカスターでは並行してEnterprise and Entrepreneurshipというコースの授業やMedia、artのコースなど、学部を超えて幅広く受講しているため、Business? Politics?なんだ???となってしまうわけです。

通常の学生からすると、Study abroadのシステムは親しみのないシステムだと思うのでなかなか正しく伝えることは難しいですね。

 

思えば、わたしも自分の大学の留学生のシステムなどに興味なかったですし、全く理解していませんでした。

イギリスに来て、日本に留学にきていた友人の顔がよく頭に思い浮かびます。

彼らにとってもきっと日本のシステムは複雑でめんどくさくて。

そんな中、言語も文化も全く違う慣れない土地でわたしたちより格段に勤勉に学んでいた彼らの事をとても尊敬します。:)

 

 

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受講できる授業について

Study abroadの生徒は学部を問わずこちらのStudy abroad Handbookに載っているすべてのモジュールから選択・受講することができます。

(一部pre-requirement あり )

www.lancaster.ac.uk

 

 

つまり、基本的には上記のサイトの中から事前に選んだmoduleを受講することになります。

ただ、わたしは日本では国際政治専攻だったのでpre-requirment つまり事前知識必要と記載があるManagementなどの授業が選択できるか不安でした。

そこで、授業登録の際に

  • 過去に取得した経済経営系の授業についての英文の詳細
  • 過去に参加したマネジメント、コンサルのプロジェクトについての英文詳細
  • 日本で行なっていたソーシャルビジネスについて取材して頂いた際の英文WEB記事

を準備していきましたが、私の場合は全く確認もされず問題ありませんでした!

(一安心!)

※成績表などの事前知識の提示を求められた友人もいました。

 

 

 

単位の換算方法

日本から大学の派遣生として留学する場合、気になるのが単位についてだと思います。

 

わたしは大学の派遣生ですが、法学部という特性上(きっと私の大学だけですが)これまでの派遣生でもほどんど単位互換を認められた事がある人がおらず…。

さらに私の場合、既に卒業必要単位をほぼすべて取得済みなので、日本との換算方法についての詳細はわかりかねます:(

(ごめんなさい!)

 

ただ、イギリスの大学での単位数の計算は基本的にUSかUKの換算方法を用います。

International Officeが推奨している年間の通常取得単位数は、

  • USであれば30〜32Credits
  • UKであれば60〜64ECTS

となります!

(※各授業の単位数及び1年間のおおよその取得必要単位の数え方は大学によって違うようです!)

 

単純に考えると、

1moduleが年間で8credits、16ECTSが平均的なので通年授業を4つ、もしくは通年2つと前期後期授業2つずつなどという授業の組み方になりますね。

 

そして、1moduleには基本1Lectureと1Seminar or 1 Workshopがセットになっています。

※2,3年生の授業を想定しています。

※Lecture2とSeminar1というようなModuleも存在しますし、もちろんその逆もあります。

 

なので、授業数としては日本と比べてもとても少ないです。

ですが一つ一つの授業ごと(時にはLectureとSeminarごと)に課題が出されたりするので、LectureとSeminarの時間とは別に各自グループで集まりディスカッションやリサーチを進める必要がある授業もあります。

案外暇ではないのです・・・LOL

 

つまり結果として半期に4つずつ授業をとればいいのですが、登録前にまず確認しなければならないのが  “Crashしていないかどうか” です。

 

授業の時間割についてはこの大学のWEBサイトから見ることができます。

※ただし、このサイト は正式入学が決まりStudent IDをもらえるまでは見れません。

https://timetabling.lancaster.ac.uk/att2015-16/FindModules.aspx

 

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(イメージ:Timetalbes 2015-16 ver)

 

 

そして、自分の希望授業を選択すればこのように時間割が表示されます。

LはLecture

Sはseminar

WはWorkshop

を意味します。

 

この授業の場合、Lectureが月曜日の12:00-13:00。

Workshopについては木曜日の9:00から18:00の間の4クラスから選べるようになってますね。

 

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 このようにWorkshopの時間は選べることもあるのですがLectureは基本的に1つしかないためもし他の取りたい授業のLectureとかぶっている場合(この現象のことをCrashと言う)1つは諦めなければなりません。

 

ただでさえStudy abroadのstudentとして取れる授業の選択肢が少ないにも関わらず、授業がかぶっていて受講できないなんて!!!!lol

でもLectureの時間は生徒がどうがんばっても変えることはできないので、その場合は潔く諦めるしかありません。 

 

このめんどくさい確認作業を怠ると、あとで大変なことになります!

(詳細は後ほど・・・)

 

登録方法

Study Abroadの生徒はオリエンテーションweekの期間に通常入学者とは別のスケジュールで動きます。

そのスケジュールの中にこの授業登録の時間がもうけられており、そこで自分の取りたい授業の学部スタッフに会って希望授業の受講可能のサインをもらうのです。

最後にその紙をInternational Officeに提出して・・・授業登録完了です!💫

 

でも紙にサインをもらう、、、なんてアナログな・・・。

 

  ※その後2週間は授業変更ができます! ただしとてもめんどくさいです。(各学部事務所が大学内にちらばっているためとても行くのが大変)

加えて人気の授業は基本的に登録会で埋まってしまいます。

事前にModuleを読み込んで、どんな時間割Crashにあっても対応できるような下準備が必要だと思います!!

わたしはタイムテーブルを確認したはずなのに、Crash事件が起こってしまい数日間はタイムテーブルとひたすらにらめっこしてDepartment Officeを駆け回る羽目になりました・・・ 

 

Study Abroadの生徒は何かしらの授業であったり特定の学問が学びたいという場合もあると思います。

実際に、わたしはこの "Social Contexts of Entrepreneurship" の授業がとりたくてLancasterに来たといっても過言ではありません。

他の生徒たちも、事前にStudy abroad Handbookを参照し多くのModuleを決めてイギリスへ渡航してきます。

 

日本の多くの大学が授業登録をWEB上で行なえるのと同じように(通常入学の学生はWEB登録ができるようです)Study Abroadの生徒もできる限り自分のとりたい授業が本当に取れるのかどうか事前にWEB登録で把握できる仕組みが構築されればいいのにな、とついつい思ってしまいました。

 

そして、ついに完成された私の時間割がこちら!

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様々な苦難を乗り越えて取れることになったこれらの授業◎

2、3年生用の授業なので苦労する事は目に見えていますが、幸運にも割と取りたい授業を選択することができたのでしっかり1年間で吸収していきたいなと思います!

授業の詳細は次の機会に説明します:)

 

 

see ya, yuka:)